2010年4月8日木曜日

ハードディスクが死んだ日

あれは2月7日の日曜日。突然何の前ぶれもなく、やつは死んでしまった。Macに搭載していたSeagateの500G。

忙しくて日曜も休めず仕事してた俺は、その日中に取り付けなきゃならん看板を朝イチで作った。その時はなんの異常もなく、普通に動いてたんだよな。
で、その看板を取り付けにいって、昼飯食って、午後の仕事しようとパワーボタンON。
起動音を聞きながら、立ち上がるまでのわずかな時間、納品簿にさっきの看板を書き込み、モニターを見上げると、見慣れない画面がそこに。
「何だこりゃ・・・」呟きながらもイヤな予感。が、そんな気持ちにフタをして、再起動。

「・・・・・・・・・ ・  ・   ・」

モニターに映ってるのは、もう1台積んでいる小さいHDに入ってる古いOS10.3。これにはOSしか入ってない。そもそもは、これにバックアップをとろうとして、積んでいたんだが、それを怠っていたのである。

システムプロファイラを見ると、肝心のHDを全く認識していない。そんなものは無いということになっている。「こりゃぁ、ヤバすぎる」俺の知っている手段の全てを行うも状況は変わらず。

家のMacからネットで一生懸命解決策を調べるも、出てくる結果は「あんた、そりゃもうダメだよ、諦めな」的なことばかり。
そんなことはわかってんだが、そう簡単に諦めるわけにゃいかん。が、やっぱダメ。
途方に暮れた俺が、ついに涙目で諦めたのは、翌日の朝だった。

しかし、諦めたとは言っても、システムもデータも全てそのHDに入ってるんだから、進行中の仕事のデータも無いし、見積書や請求書も無い。なんにも出来ない。なんでバックアップしておかなかったんだと、自分を責めてみてもなんの解決にもならず。

結局、以前の主力マシンだったMacG4を引っ張り出し、進行中の仕事を進めるために、外注業者からそれまでにメール送信したデータを全て返送してもらい、それらを使ってデータを作り直し、同時進行でハードディスク復旧業者を捜した。

俺はこういうのを探すときは、2ちゃんねる。普通に検索すれば、業者はいくらでもヒットするが、おいしい言葉が並んでるばかりで、実際がどうだかわからない。比べて、2ちゃんに書き込んでる奴等は、経験者達が多い。いわば商品の口コミが書いてあるみたいなもんだ。まあ中にはガセもあるだろうけど。

悩んだあげく、東京の業者に依頼。数日後、全てのデータを拾い出してくれた。かかった費用¥85,000-。痛い出費だったが、それ以上にありがたかった。他の業者に頼むより、遙かに安く済んだと思うし。

今はもう、元通り。加えてバックアップが簡単にできるソフトを入れて、ちょくちょくバックアップとってる。しかも内蔵HDと外付けHDの2箇所に。それでもまだ不安に感じてしまう。それほどこの出来事は辛く、衝撃だった。

大事なデータは何かしらの方法でバックアップとっておいた方がいいですよぉ。

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